特徴

  1. 直接軸を旋回させる。外部リンク機構などが不要で、スペース性に優れます。
  2. 配管レスの為、外部配管は不要です。(ERX、ERCX型)
  3. 出力軸は相手にしっかり連結するだけでよく、各種クレビス型ジョイントなど特別配慮は不要です。
  4. 機械的ギャップ、バックラッシュ現象が無いため、力の伝達効率がよく、騒音を発生しません。
  5. 始動圧が低い。スティック現象がなく、サーボ制御に最適です。
  6. 揺動サイクルの高いところ、振動試験機の振動源として使えます。(振動試験機用、高剛性タイプ及びリニアシリンダーも製作します)
  7. 軸スラストに強く、軸に直接連結してよく、不便な場所にも設置できます。
  8. クッション付でも揺動角は270°と大きく、しかも、クッション部は外部マウント方式で点検保守が容易です。
  9. ベーン部がメタルシール型の為、ベーン部のゴムシールの交換が不用になり、保守は一般油圧機なみです。
  10. メタルシール型のため、シール付揺動モータに比べ、内部リークは多くなります

型式表示

  1. 出力トルクTN・mは T=η.C.Pです。(内部容積C.cm3/rad、有効差圧P MPa)
  2. 揺動角が90°以下は、ベーン数が2Vとなり、出力トルクは1Vの2倍になります。
  3. 揺動角θの精度は、揺動の場合θ-0°~+3°です。
  4. 取付形式は R・・・丸フランジ S・・・角フランジ F・・・フット取付で、その次のCはクッションを示します。
  5. 追加仕様の場合は、呼サイズの前にZがつきます。

揺動ミニタイプ(ESL型)

揺動標準タイプ(ER.ES.EF型、クッション付ERC,ESC,EFC型)

  1. ER、ES、EFは、クッション無しです。EFC-10は特殊です。承認図をご請求ください。
  2. クッションは両端停止前20°から動作しますが、旋回角θを外部ストッパーで180°に止めて使用するとクッション停止できません。このような場合、最初からθ=180°のものをご指定ください
  3. 衝撃荷重を加えると軸破損の原因になります。

揺動大型タイプ(クッション付ERC型)

軸スラスト荷重に強い、メタルシールの特徴をいかした大型揺動モータです。
シール付のものでは得られない堅牢さと、優れた耐久性は、従来の大型トルク・アクチュエータのイメージを一変しました。

現在ERC-150のみの対応となります。